人と会うのが億劫になった…それって実は不安障害?

現代人の抱える心身症の中でもっとも有名なのは「うつ病」ですが、精神的な病にはうつ病以外にもたくさんの病気があるのをご存知でしょうか?

たとえば「以前は社交的で友人との食事や買い物にも積極的に行っていたのに最近では人に会うのが億劫になった、または外出そのものがめんどくさい、小さな音でも気になる、大きな音がすると著しく不安になる、常に何かが気になって仕方ない、人の顔色が気になる」などの普段なら気にならない小さな事まで気になってしまう状態が長期間続いている場合、あなたのストレスは限界を突破しています。

そんな状態が2ヶ月以上毎日のように続くのであれば心療内科への受診をオススメします。それらの症状が長期化・慢性化している状態を「不安障害」と呼びます。不安障害の症状は人それぞれですが、ある特定のシチュエーションに於いて発作的に不安になる人もいれば特に原因も見当たらないのに不安な状態が続くなどの症状もあります。

原因としては副交感神経や脳の神経物質セロトニンが不足・または過剰に出すぎてしてしまい、常に不安な状態から開放されないことがほとんどです。

しかし軽度な不安状態が続くのであればセルフケアで症状を改善できる場合もあります。そのためにはまず「規則正しい生活」が大前提となります。朝食をきちんととって腸を動かす事で副交感神経を刺激する事ができます。また休憩中に水分を取ることでも同様に腸を動かす事ができるので、できるだけ水分をとるように心がけてください。

次に睡眠も必要不可欠です。睡眠は身体の基本といわれるほど大切なものであり、1日6時間程度は必要だと言われています。睡眠時間は6~7時間程度が望ましく、寝る前にストレッチや電気を消して眠る準備を整えるのも非常に重要です。

その他にできる事として昼休みに外に出たり窓から太陽の光を浴びるなど、日光浴をするのも効果的だといわれています。日光浴はセロトニンの分泌を促進するので仕事中にストレスが溜まってしまった時には日光浴しながらゆっくりと深呼吸をしましょう。また時間に余裕があれば運動も効果的です。汗をかく事で副交感神経を刺激し、脳内が健康な状態に戻りやすくなります。時間がない人は1日5分でも縄跳びなどの息が上がる運動を心がけてみましょう。

それでも常に不安な状態が改善されない場合は心療内科に行ってみましょう。心療内科の初診は予約が必要な場合がほとんどですので、まずは電話して通院したいという旨を伝えてみましょう。

不安障害の人は何をするにも勇気が必要で、自分に自信を持てないことがほとんどです。もしも周囲にそんな人がいたら無理に休ませたり動かしたりするのではなく、ゆっくりとその人のペースに合わせて出来る事をひとつひとつ増やしていってあげましょう。不安障害は患っている本人が一番苦しんでいるものです。周囲が慌てたり一緒に不安になってしまうと悪循環になりかねません。見守る側はゆっくり落ち着いて心のゆとりを忘れないようにしましょう。

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