気のせいではすまない…その症状自律神経失調症かも!

頭痛や腹痛、下痢やイライラなど身体に不調があるのに内科に行っても異常なしと診断されてしまう。しかし身体に違和感がある…そんな人は自律神経失調症の可能性があります。

自律神経失調症とは私たちが身体を動かしたり活動するための「交感神経」と休息するための「副交感神経」のバランスが乱れてしまい、不眠や過眠、感情のコントロールができないなどの精神的な症状の他、心臓がドキドキしたり食欲がなくなる、手や足がしびれたり疲れやすくなるなどの身体的な症状が出る場合もあります。全身の倦怠感が長期間続く場合や記憶力・注意力が低下する場合は自律神経失調症の可能性があります。

精神的な症状としてはうつ病と非常に似ていて、落ち込みやすくなったりやる気がでなくなったりそんな自分に自己嫌悪になったり、人間不信になる場合もあります。原因としては夜更かしなどの生活リズムの乱れのほか、キャパを超えた仕事量や仕事のストレス、人間関係や環境についてのストレスなども大きな要因となっています。

自律神経失調症には4つのタイプがあり、「本能性」という生まれつき自律神経の働きが乱れやすいタイプと「抑うつ型」といわれるストレスの蓄積が原因となってうつ病と共に現れる場合、そして「神経型」という体の不調が主となって精神面よりも疲労面から現れる場合と「心身型」といわれる感情や疲労を無理に抑えてきた結果、抑えきれずに自律神経が乱れる場合があります。自律神経失調症を訴えるひとのほとんどが「心身型」といわれています。

これらの改善にはセルフケアとして規則正しい生活を送ること、そしてしっかりと睡眠をとること、マッサージなどを受けたりしてリラックスすることなどが挙げられますが、それでも改善されない場合は心療内科へ相談してみましょう。

その他にも自律神経失調症の要因として女性ホルモンが関係している場合があります。更年期障害や生理不順なども自律神経失調症が原因となっている場合もあるので、女性ホルモンと自律神経の関係性は見逃せません。

自律神経失調症になりやすいタイプの人は神経質で小さいことでも気になったり悩んでしまうタイプ、また心配性な人や周りのことを気にするタイプの人があげられます。その他にもストレスを溜めてしまいがちな人や上手に発散できない人も要注意です。

治療法としては抗不安剤を服用して自律神経の緊張を和らげ、不安を取り除く療法や、SSRIというセロトニンの分泌や取り込みに働きかける薬を服用することで脳の働きを正常に戻すなどがあります。治療中や予防のために心がけることとして「毎日の規則正しい生活・十分な睡眠・糖分や脂分を控える・野菜を食べてビタミンを取る、できるだけ落ち着いて過ごす」などできるだけ健康的な生活を送ることが大切です。

精神的病だという認識だけではなく、放置しておくと不整脈や胃潰瘍などの身体的不調にもつながりますので自分でおかしいと思ったら心療内科で相談してみましょう。また都道府県のこころの相談窓口では無料で相談を受け付けていますので、そういった機関を利用するのも併せてオススメします。

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